62円切手の使い方。買い方やシーンに合わせた選び方を詳しく解説
切手には様々な額面があります。82円や92円といった比較的よく使うものから、1円や500円といったなかなかお目にかかれないものもあり、切手それぞれの用途というのは、案外よくわからないものです。
そこでこの記事では、そんな切手の中でも62円切手にスポットを当て、その用途や買い方などを解説していきたいと思います。
62円切手の使いどころ
切手というのは郵便を出すためのお金みたいなものですから、その用途は主に郵便を出すことです。
要するに郵便料金を郵便物と一緒に払うための貼り付けられるお金な訳ですね。
そこで62円切手を1枚貼り付けることでどんな郵便物を出すことができるかというと、「通常ハガキ」と「ミニレター」の２種類を郵送することができます。
「通常ハガキ」
「通常ハガキ」という郵便物は皆さんもご存知だと思います。
年賀状は誰もが1度は目にしたことがあると思いますが、年賀状と見た目は全く同じです。
それがいわゆる「年賀状シーズン」以外に出される場合には「通常ハガキ」と呼ばれ、この62円切手を貼り付ける必要があるわけですね。
最近は大抵の用事をメールやSNSで済ます人が多いため、このまさに郵便の代表選手と言える「通常ハガキ」は、むしろあまり見かけなりましたが、それでも暑中見舞いなど、使用する機会はまだまだあります。
ですからこの「通常ハガキ」こそは、62円切手を使う機会としては、最も身近なものだと言えるのではないでしょうか。
「ミニレター」
ミニレターを送ったり、受け取ったりした経験がある人はかなり少ないと思います。
あるいはそれ以前に、そもそも「ミニレター」がどんなものかを知らない人がほとんどなのではないでしょうか。
「ミニレター」は「郵便書簡」とも呼ばれ、端的にいえば封筒とハガキが一体になった郵便物です。見た目は完全に封筒なのですが、封筒の裏面に手紙が書けるようになっていて、そこに文章を書くことで手紙としても使うことができます。
もちろん見た目が封筒であることからもお分かりだと思いますが、中にチケットのような軽いものならば封入することができ、封筒としての機能も持っています。
そしてこの「ミニレター」は62円、つまり62円切手1枚で送ることができます。
これは、通常の封筒で郵送すると82円かかることを考えるとかなりお得で、25グラム以内に重量を抑えなくてはならないことを加味しても、コンサートのチケットなど軽いものを送る際などには、こちらの方を利用した方が安上がりだと言えるでしょう。
62円切手をどこで買うか
言うまでもなく、切手は郵便局で買うことができます。郵便局に行って、受付にいる職員の方に62円切手を買いたい旨を伝えれば、必要な額面を取り出してくれます。
しかし郵便局というのはいつでも営業しているわけではありません。大抵の郵便局は日曜日が休みですし、小さな郵便局などは17時に閉まってしまうところも珍しくないでしょう。
そんな緊急時にはコンビニが頼りになります。ほとんどのコンビニでは切手を扱っており、またコンビニは基本的に年中無休の24時間営業ですから、必要なときにいつでも買うことが可能です。
ですから、郵便局が利用できない場合の保険として、62円切手をコンビニで買うことができることは覚えていて損はありません。
ただし、コンビニで買うことができるのは、通常、普通切手だけです。
特別な切手を買う場合には郵便局を利用しなくてはなりませんから、あくまで緊急用として理解しておきましょう。
用途による62円切手の選び方
特別な場面では特別な切手を使用することがあることをご存知でしょうか。
例えば結婚式のお祝いなどのおめでたい場面では、「慶事切手」と呼ばれる特別な切手がよく使われます。特別な切手を使用することで、より強く特別感を演出できるわけですね。
慶事切手のデザインは、扇に梅の文様が描かれて華やかな切手となっています。
またおめでたい場面以外にも、喪中ハガキにも特別な切手が用いられます。これは「弔事用切手」と呼ばれ、喪中ハガキに対して使用されます。
弔辞切手のデザインは白・紺・グレーをベースにした落ち着きのある花文様となっています。
このような用途に使う機会はできれば一生縁がない方がいいとは思いますが、しかしそういうわけにもいきません。
いつか利用しなければいけない場面が来ることに備えて、このような切手があることは覚えておきましょう。
他にも「年賀切手」や「ハッピーグリーティング切手」など様々な種類のものがありますから、場面に合わせて適切な62円切手を選べば、相手により良い印象を残すことができるでしょう。
まとめ
以上が62円切手の概要になります。
実は郵便料金は2017年に値上げされていて、この62円切手がハガキに使用されるようになったのはごく最近のことです。ですから、昔ハガキをよく使っていたという人にも、この切手について知らなかったことがあったのではないでしょうか。
この記事が、そんな62円切手を知るきっかけになったのならば幸いです。
