【完全版】いらなくなった切手やはがきの最もお得な交換方法とは?
ライターのnabexです。切手というものは、料金を前払いしたことを示すためにはがきに貼って使うものですが、いらなくなった切手の処理はどうしているでしょうか?いらなくなった切手は、交換できるのでしょうか。
本記事では切手やはがきの交換方法などについてみていきます。
いらなくなった切手の交換方法は?
みなさんは、いらなくなった切手の処分はどうしていますか?切手をたくさん買ったはいいものの、あまり出す機会がないので余ってしまった…という人もいるかもしれません。
そんなとき、切手を交換して現金などにできるのでしょうか?
また、はがきも余ってしまったという人も、現金に返金できるのか気になる人もいるでしょう。
まず、いらなくなった切手やはがきを郵便局で「現金」にして交換することはできません。
切手には使用できる期間という制限がないので、いつでも使用できるため、あえて余った切手をとっておくというのもひとつの手ですね。
それに、いつ切手が必要になるかわかりませんよね。
切手は手数料を払えば交換してもらえる
ただし、郵便局でははがきの料金を表している部分の料額印面(料金が印字されている部分)が汚れていたり破れていたりしていないものに限り、手数料を払うことでアイテムに交換することができます。
2016年に、郵便はがき・切手はこれまでの52円から10円値上がりして、62円になりました。80円切手についても82円に値上がりしています。
では、この旧はがきや旧切手は交換できるのでしょうか。
会社などで切手を大量に使うために買いだめしていた人にとっては問題ですよね。
値上げしていない52円・80円はがき・切手を郵便局で交換することはできますが、手数料が「5円」必要になります。
たとえば、旧52円切手を62円はがきにしてもらうためには、差額の10円と手数料の5円が必要になり、15円を払うことで交換してもらえるということです。
ということは、旧切手やはがきを交換すると、67円や87円ということになるので、損をしてしまうことになります。
その他の手数料について
ちなみに、
- 往復はがきや郵便書簡は1枚10円、
- 特定封筒・レターパックは1枚41円
- 10円未満の郵便切手・郵便はがきは合計額の50%
という手数料がかかります。
特別切手について
また、行事・イベントを記念して作られた「特別切手」は貴重品ということで、通常切手から交換することはできません。特別切手→通常切手の交換はできますが、通常切手→特別切手に交換することはできないということになります。
書き損じたはがきや貼り間違えた切手も交換OK
書き間違えたはがきなども交換してくれます。
日頃のちょっとしたミスというものはあるものです。
封筒・はがきに間違えて貼った切手は郵便局で交換してもらえるのか心配になりますが安心しましょう。
封筒・はがきに間違えて貼ってしまった切手も、交換してもらえます。
破れたり金額表示が見えなくなっている場合は交換できませんが、そうでなければ交換してもらえます。
年賀状も値上げすることが決定
年賀状も値上げするというニュースがありました。では、今まで持っていた郵便はがきはどのようにしたら良いのでしょうか?
少しややこしい条件があるのですが、説明していきます。
年賀状も値上げで古いはがきも手数料が必要
2018年までなら「はがきを年賀状にして出せば52円で送れる」ことができていたのですが、日本郵便が2019年から62円にするという方針を固めたというニュースがありました。
2016年に郵便はがきや切手は10円値上がりしましたが、2018年までならはがきを年賀状として「52円」で送れていました。
ただ、ちょっとややこしい条件があるので説明してみます。
来年の年賀状を52円で送れるのは、
- 日本郵便が発行している年賀はがき
- 私製年賀はがき
が対象で、条件としてはまず、「期間が限定されている」ということでした。
52円の年賀はがきを出せるのは2017年の12月15日~2018年の1月7日までで、これ以外の期間は一般郵便物となるので、10円の切手を買うことで62円にして出すことになります。
普通はがきを年賀状として出す方法
普通のはがきを年賀状として出す場合は、3つの方法があります。
- 通常はがきを年賀状にするために、はがきの表面に見やすくはっきりと『年賀』という赤い文字を記します。
- 私製はがきで切手を自分で貼るタイプのものでは、「年賀郵便切手」という切手を貼って、これも同様にはがきの表面に見やすくはっきりと『年賀』という赤い文字を記します。この年賀の赤い文字を記さなかった場合、年賀状にはならないので気をつけましょう。
- 2016年に値上げした切手やはがきの値段でしたが、これまでは年賀状は据え置きの52円だったものの、2019年用の年賀はがきから同様の62円になるようです。これは現時点ではまだ決定したわけではなく、調整段階ということですが、ニュースなどにもなっているのでほぼ間違いないでしょう。
金券ショップでの処分は?
金券ショップでは、ギフト券や図書券などの金券を現金に替えてくれるお店で、よく大都市の駅前などに店があります。
金券ショップのはがきや切手の値上げ前・値上げ後の買取金額の差額は5円ほど。ということは郵便局で交換する方法とほどんど変わらないということになりますね。
また、1枚40円で買い取ってくれますが、逆に安くなるので損をすることになるに加え、わざわざ大都市の駅前までいかなければならない手間も必要になってしまいます。
ただ、大量のはがきがあった場合、まず郵便局で切手シートに交換した後で金券ショップに行って現金にすることで、多少得をすることができるようです。
なので、大量にはがきや切手が余っているという経理の人などの場合、お得になるのではないでしょうか?
郵便局と金券ショップ、どちらがお得なのかというのは、切手をよく使う人なら金券ショップよりもお得に切手を交換できるので郵便局に。
反対にいらなくなった切手を現金にしたい人なら金券ショップに持ち込みましょう。
「切手買取専門店」で交換する手もある
では、切手やはがきを換金するほかの方法はないでしょうか。
切手やはがきを、お金として換金するという方法もあります。
切手やはがきをお金として返金してくれるのは金券ショップ以外で「切手買取専門店」というお店があります。
ここはその名の通り切手の買取を専門にしているため、レアな切手などでは高い値段で買い取ってもらえるというのが金券ショップとの最大の違いです。
レアな切手を持っていてそれを処理したいという人は、迷わず切手買取専門店を利用することをおすすめします。
ネットオークションで換金できる
ネットオークションなどで個人売買をして現金にするという方法もあります。この場合、シート単位・または数十枚セットで販売することが多くなっているようです。
レアもの切手ならもちろん高く売れますし、普通の切手でも金券ショップよりも高く売れる場合もあるようです。
また「物々交換サイト」と言うサイトを利用して、物々交換をするという手もあります。物々交換サイトでは、需要と供給が会えば、お金のやりとりをせずに手間が省けて便利というメリットがあるでしょう。
このようなサイトを利用している人なら、やり方もわかっているので気軽に行えるのではないでしょうか?
ネットオークションで切手を代金にできる場合も
近頃はインターネットが急激に発展していて、はがきや切手を使うことも少なくなったと言う人も多いでしょう。
切手の交換方法では、そのネットのオークションで行うと言う方法があります。
おなじみの「Yahooオークション」、ヤフオクでは、切手によって代金支払をしてくれる出品者がいます。
このような出品者の方の商品の料金を、切手を利用して払うことができるのです。
その場合、「切手払い可能」などとタイトルに記載されていることが多くあります。
しかし、切手払いではほとんどが「手数料」によって金額が上乗せになるケースになってトラブルもあるので、初めて切手で商品代を支払うときは特に気をつけてください。
ネットオークションのトラブルを抑えるには、出品者の評価や履歴をよく調べること、質問して答えが返ってくるかどうかなどを試すことで確認できます。
郵便局ではほかの商品との交換ができる
意外かもしれませんが、郵便局ではがき・切手を交換するときに、切手やはがき以外のものも手数料を払うことで交換できるのです。
切手やはがきから郵便局で交換できる商品
普通はがきや切手では
- レターパック封筒およびスマートレター封筒のような特定封筒
- 郵便書簡
- 特殊切手
- くじ付き郵便はがき
などと交換できるのです。
このため、もしも切手やはがきが余っていて、上記のようなものが必要な場合、交換するという手もありますね。
郵便局で販売しているほかの商品との交換もOK
郵便はがき・郵便書簡・レターパックの封筒等は、お互いに交換ができるということを知っていましたか?
また、書き損じたはがきでも交換してくれます。
書き間違えても捨てずに交換してもらったほうがお得ですね。
また、年賀はがきも販売期間中なら、同じくじ引番号が付き年賀はがきに交換ができて、販売期間が終わっているものでも他の切手・はがき等に交換できます。
切手交換でもっともお得な方法
ゆうパックの支払い
切手を現金以外で交換するのでもっともお得な方法は、「ゆうパックの支払い」とされています。
「ゆうパック」とは日本郵便が行っている荷物サービスのひとつであり、他社が行っている「宅配便」と同様のサービスのことです。
ただ、荷物に切手を直接貼ることになります。
また、別納で送料を払うときは荷物にはは貼れません。
ゆうパックで送料支払ができるのは不要な「切手」だけで、はがきでは支払えません。
はがきは荷物に貼ることはできないのでゆうパックでの支払はできないのです。
コンビニエンスストアでも切手払いはできません。ゆうパックに切手を貼ってコンビニに行っても支払いには使えないので注意しましょう。ゆうパックの着払いにも、郵便料金のみで支払いに使えます。
まとめ
以上、いらなくなった切手やはがきの交換方法についてでした。
郵便局に行けば、不要になった切手やはがき、また書き損じたはがきなどもほかの商品に交換できるということです。
ただし、手数料がかかります。
最初に買ったときよりも高くなっているということを覚えておいたほうがよいでしょう。
切手には時間の制限がないわけですから、基本的にはいつでも使えるので、取っておくということも選択肢のひとつです。