封書に貼る切手はいくら?貼り方や料金不足を防ぐためのポイント
封書を送る際に必要になる切手。その必要な額面はいくらか、どこに行けば買うことができるのか、どんな貼り方をすればいいのかなど、今まで封書を送ったことがない人向けに、封書を送るための基本的な事項について解説します。
最近は年賀状以外に郵便を使う機会はあまりありませんが、しかし得意先への感謝状などの重要な場面では、今でも封書は現役で使われています。
ですが、やはり頻度としては多いものではありませんから、今までの人生で1度も封書なんか送ったことなんてない、という方もいるに違いありません。
そしてそんな方が封書を送る機会に巡り合ってしまうと、きっと切手の貼り方から何から何まで、どうしていいか分からなのではないでしょうか。
そこでこの記事では、そんな封書を送るために必要な切手の額面から切手の貼り方まで、封書を送る際に必要な知識についてご紹介します。
封書を送る際の切手代について
封書は郵便ですから、郵送する際には切手を貼る必要があります。
もちろん封書をそのまま郵便局に持っていけば、職員の方が計測をして必要な代金を算出し、あとはその金額を支払えば切手を貼らなくとも郵送してくれます。
しかし大切な取引先に送る場合には、切手などにもこだわりたい、ということもあるでしょう。
その場合、封書を送る際にいくら分の切手が必要なのかを知らなくてはなりません。
そこでここでは、封書を送る際に必要になる切手の代金について解説いたします。
基本的に封書に貼る切手は82円か92円
それでは封書を送る際の切手料金なのですが、よほど変わった封書でない限りは82円ですみますし、多くとも92円ではないかと思います。
というのも、封書を送る際に必要な切手代は、サイズと重量によって「定型郵便」と「定形外郵便」に分けられるのですが、ほとんどの場合には「定型郵便」に当てはまるのです。
なぜかと言いますと、「定型郵便」の定義は、封筒のサイズが『最大で23.5センチ×12センチ、最小で14センチ×9センチ』。そして重量が50未満と決められているのですが、普通、取引先などに送る封書がこの定義を外れるようなことはないからです。
そして「定型郵便」切手代は、
- 25グラム以内の場合には82円
- 50グラム以内の場合には92円
と決まっていますから、作成した封筒の重量をはかり、上記に当てはまる額の切手を貼ることで郵送してもらうことが可能になります。
なお、距離は関係なく全国一律料金です。離島料金も加算されません。
封書に貼る切手を買う場所は?
さて、必要な切手の額が分かったら、次は切手を購入する必要があります。
そこで、どこで切手を買えばいいかといえば、やはり郵便局が1番でしょう。
郵便局ならば必要な切手は全て揃っていますし、もしも封書を送る上で不安なことがあれば職員の方に尋ねることもできます。
しかし、状況によっては郵便局が利用できないという場合もあるかもしれません。
そういう時にはコンビニが便利です。実はほとんどのコンビニでは切手を取り扱っていて、店員さんに切手が欲しい旨を伝えると取り出してくれます。
もちろん、取り扱っている切手の種類は、郵便局には及びませんが、急場をしのぐには十分に事足りるでしょう。
封書に切手を貼る場所は?
切手の額を確認し、必要な切手を揃えたら、次は切手を貼らなくてはなりません。しかし皆さんは切手を貼る場所をちゃんとご存知でしょうか。
「知っている」、とおっしゃる方もきっと多いと思います。しかし切手の貼り方にはいくつか注意点もありますのでご紹介します。
まず切手は縦長の場合は左上に、横長の場合には右上に貼る必要があります。
これは郵便局での額面の確認が便利になるように、という面もあるのですが、こういう所をきちんとしているかどうか、というのは相手に与える印象を大きく変えてしまうものですから、怠らず十分に注意しましょう。
また、複数の切手を貼る場合には、宛先を隠してしまわないように注意してください。宛先を隠してしまうと、届くものも届きません。
封書に貼る切手の絵柄にも工夫を
ここまで読んでくだされば、封書の出し方はおおよそご理解いただけたかと思います。
しかし、封書というのは特別な相手に送るものですから、ただ出すだけでは十分とはいえません。
相手への印象を少しでもよくするためには、切手のデザイン選びも大切になってきます。
切手には、季節のものや可愛らしいものまで様々な絵柄が存在しているので、その中から相手のことを考えて自分が最も良いと思うものを選び、それを送ることが、相手の印象を上げるためには必要なのではないでしょうか。
もし、切手料金に不足があった場合
封書に貼った切手の金額が不足していた場合についてまとめてみました。
- 投函したポストと自宅または会社などが近くであれば送り返される。
- 投函したポストと自宅まらは会社などが遠方の場合、料金不足のお知らせハガキとともに受取人へ配送されてしまう。
- 不足金が100円未満の場合、料金不足お知らせハガキとともに受取人へ配送されてしまう。
- 不足金が100円以上の場合、受取人へ直接手渡しをすることになる。受取人が拒否すれば還付不能郵便物として3か月郵便局で保管され、その後、破棄される。
差出人に戻ってくるもの以外の2,3,4は、受取人に迷惑が掛かってしまうため、切手の料金不足にはくれぐれも注意しなければなりません。
郵便局で出すなら問題ありませんが、自分で重さを測って差し出す場合は、念のため多めに貼ると良いでしょう。
まとめ
封書を送るために必要な切手について、おわかりいただけたでしょうか。
封書は、多くの場合、大切な相手に送るものなので書類の内容だけではなく、その書類を入れる封筒や切手などにも気を遣うことができれば、より良い印象を与えられるはずです。
この機会に、現在販売されている切手にはどのようなものがあるのか、封筒にはどのような種類のものがあるのか、などを調べておけば、いざという時に困ることなく封書を送ることができると思いますよ。