意外と知られてない?便利な「シール式切手」の魅力とデザイン
非常に便利なシール式切手。
シール式切手の概要や販売場所、注意点などを紹介し、また普通の切手にはない独自のメリットなども紹介することで、シール式切手を使ったことがないという方にも、シール式切手がどんなものなのかを説明します。
手紙を出す際に必要になる62円切手。皆さんはどのように貼り付けているでしょうか。手っ取り早く舐めて貼っている?それとも丁寧にノリをつけて貼り付けているでしょうか。
しかし舐めて貼るのは送る相手に失礼なような気がしますし、かといってノリで貼るのはノリを用意するのが面倒ですし、手も汚れてしまいます。
そこで、そんな両者のいいとこ取りができる切手、シール式切手についてご紹介します。
シール式切手とは
シール式切手とは、その名の通りシールになっている切手のことで、普通の切手なら舐めたりノリを塗ったりしなくてはならないところ、この切手はシートから剥がした瞬間に郵便物に貼り付けることができます。
ですから、普通の切手を舐めて貼るよりも手軽ですし、ノリで貼り付けるよりも剥がれにくい理想的な切手なんですね。
シール式切手が買える場所
シール式の切手は、普通の切手と違って郵便局でしか買うことができません。
普通切手ならばコンビニやスーパー、駅のキオスクなどでも買えたりするのですが、このシール式切手は特殊な切手のため郵便局でしか買うことができません。
いざ欲しいときに多少不便なところもあるのですが、郵便局はコンビニと同じくらい身近な場所なので、郵便局でしか買えないからといて困ることはないでしょう。
バラで買うことはできない
皆さんは子供の頃にシールを使って遊んだでしょうか。もしもある方ならば簡単に想像できると思うのですが、シールは最初、ツルツルしたシートの上に貼り付けられていますよね。あれはジールの粘着を損なわずに保存するための工夫なんです。
そして、シール式切手もこのシートが用いられています。そのせいもあって、シール式切手はバラ売り、つまり一枚ずつの販売をしていません。もしもバラ売りをしようとすると、先述したシートを裁断する必要があり、商品として売れなくなりますから当然といえば当然ですね。
とはいえ、切手はたくさんあって困るものではありませんから、せっかくの機会にまとめ買いをしたと思えば、特に問題はないでしょう。
シール式切手は売っている額面が少ない
切手には1円のものや1,000円のものなど様々な額面が存在しているのですが、シール式切手の額面はそれほど豊富ではありません。もちろん62円や82円といったよく使われる切手についてはちゃんと揃っているのですが、それ以外の切手については品揃えが良いとはいえません。
そのため、定形外郵便のように貼る切手の額面が大ききものに関しては、シール式切手ではなく普通切手を用いなければならないでしょう。
シール式切手の値段は普通の切手と同じ
ところでシール式切手のことを初めて知った方は、普通の切手よりも高い切手なのではないかと思ってはいないでしょうか。シールの機能が普通の切手に付加されているわけですから、そう思ったとしても当然です。
しかし、シール式切手のお値段は普通の切手と同じ、つまり額面通りの値段なんです。
例えば82円切手を10枚買ったとすると、普通の切手ならば820円になります。そしてシール切手の場合も10枚買えば820円で同じ値段になるんですね。
ですから値段を心配してシール切手を嫌厭する必要は全くないのです。
シール式切手は絵柄が可愛い
ところで、シール式切手には便利さ以外にも大きな利点があります。それは絵柄が可愛いということ。
例えば世界の絵本シリーズは絵本の絵がそのまま切手の柄といて用いられていますし、スヌーピーやキティちゃんのようなキャラクターが描かれた切手もあります。
誰かに手紙を送る際にシール式の62円切手を使えば、送ってもらった人に楽しい気持ちになってもらえるのではないでしょうか。
新しい絵柄が次々に登場する
これはシール切手に限ったことではありませんが、切手の絵柄は次々に変わっていくため、常に新鮮な気持ちで切手を貼ることができます。
特にシール切手は、いわゆる定番柄のようなものがありませんから、いろいろな絵柄がある中から自分の好きな絵柄のものを買い、たまに新しい絵柄が登場したらそれを試してみることもできます。
このような普通の切手ではなかなかできない楽しみがあるのもシール切手の利点と言えるでしょう。
まとめ
シール式切手がどんなものなのか、おわかりいただけたでしょうか。
シール切手は普通の切手を貼る際の手間が全て省略されていて、本当に便利なのですが、意外と存在が知られていないのが現状です。
やはり郵便局に行かないと買えない、というのがその大きな理由でしょうか。どうせ郵便局に行くのなら、ついでに出してしまえばいいという考えの方も多いような気がします。
しかし、シール式切手には便利さ以外の良い点もたくさんありますから、この機会に1度、シール式切手を買ってみてはいかがでしょうか。