封筒を送るときの切手の値段は?複雑な郵便料金が1発で分かります!
皆さんは郵便を利用されるでしょうか。最近はインターネットオークションやネットフリマなど、封筒で品物を送る機会も増えていますから、使用した経験のある方も少なくないかと思います。
しかしそれでも、郵便を利用したことのある人はまだまだ少数派でしょう。そしてそんな方々にも、郵便を送る機会というのは訪れるに違いありません。郵便を利用する機会は増えているのですから。
そこでこの記事では、そんな郵便を利用した経験がない方のために、封筒を送るためにはどのくらいの値段の切手が必要なのかをご紹介したいと思います。
封筒の大きさで切手の値段は変わる
封筒に貼る切手の値段を知る前に、封筒を送る際のサービスをご紹介します。
封筒を郵送する際に利用するサービスには「定型郵便」と「定形外郵便」があるのですが、これらは使用する封筒の大きさによって決定されます。
定形郵便について
2つのサービスでは、「定型郵便」の方が安価で利用できるのですが、しかし定型郵便の封筒は小さいため、大きなものを封筒に入れて郵送することはできません。
具体的には以下のサイズです。
縦23.5センチ・横12センチ・厚さ1センチ以内
かつ
縦14センチ・横9センチ以上
このサイズに当てはまる封筒については「定型郵便」として郵送できる可能性があります。
定形外郵便について
ひと口に封筒といっても様々な形態のものがありますから、上記の「定型郵便」のサイズに当てはまらない封筒も当然存在しています。このような「定型郵便」以外の封筒は「定形外郵便」と呼ばれ、「定型郵便」とは区別されます。
具体的には、以下のサイズです。
⑴円筒形またはそれに似た形で、底面の直径が3センチ・高さ14センチ以上
⑵通常の封筒の形状で縦14センチ・横9センチ以上
かつ
(A)(縦34センチ・横25センチ・厚さ3センチ)
あるいは
(B)高さ60 センチ以内かつ縦、横、厚さの合計が90センチ以内
このサイズに当てはまる郵便物については「定形外郵便」の料金で郵送することができます。
また、上記の(A)(B)についてはそれぞれ「規格内」「規格外」として区別され、こちらも料金に違いがあります。
封筒の重さを測って切手の値段を算出
封筒のサイズがわかれば、あとは重量を測るだけで切手の値段はわかります。
まず「定型郵便」は、
- 25グラム以内の場合には82円
- 50グラム以内の場合には92円
で、定形郵便は50グラムを超える重量のものには利用できません。その場合には「定形外郵便」を利用することになります。
ではその「定形外郵便」料金はというと、前述した通り、(A)規格内、(B)規格外で料金が異なります。
そこで「規格内」の料金は、
- 50グラム以内:120円
- 100グラム以内:140円
- 150グラム以内:205円
- 250グラム以内:250円
- 500グラム以内:380円
- 1キロ以内:570円
となり、1キロを超える場合には利用することはできません。
その場合には「規格外」の料金で郵送することになります。
それでは、その「規格外」の料金はというと、
- 50グラム以内:200円
- 100グラム以内:220円
- 150グラム以内:290円
- 250グラム以内:340円
- 500グラム以内:500円
- 1キロ以内:700円
- 2キロ以内:1,020円
- 4キロ以内:1,330円
となります。
以上の重さに合った値段の切手を封筒に貼り付けることで、郵便物として郵送することが可能になります。
封筒に高額な値段の切手を貼るときは?
ここまでで封筒に貼る切手の値段についてはお分りいただけたかと思います。しかし、皆さんの中には「1,020円とか1,330円とかの切手なんて見たことがない」、とお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際、前述の料金を支払える額の切手が、全ての料金について存在しているわけではありません。切手の値段は、高くて1,000円ほどです。
ではどうするか。答えは簡単で、複数の切手を組み合わせて指定の金額分を作れば良いのです。
例えば先述した「2キロ以内の規格外郵便物」の1,020円ならば、1,000円の切手1枚に20円の切手を1枚貼ることで1,020円の料金を支払うことができます。他の料金も同様に、複数の額面を組み合わせることで必要な料金を作ります。
しかし、それでは必要な額ちょうどを作るのは難しい、と不安に思われる方もいるでしょう。ですが、それは問題ありません。
切手は少ないと問題ですが、多い分には問題なく相手に届けてくれますから、例えば先述の1,020円ならば、1,000円の切手1枚に、余っていた62円に切手を1枚貼って郵送しても問題ありません。
きっちり同額にすることに神経質になる必要はなく、ある程度は大雑把でも良いのです。
もちろん、余計な料金を支払いたくないという方もいらっしゃるでしょうから、その場合にはきっちりと額面を用意するか、郵便局に直接持っていく必要があります。
まとめ
封筒を郵送する際の切手代、必要な値段がお分りいただけたでしょうか。
郵便料金は少々複雑で、初めのうちは少し分りにくいかと思いますが、慣れれば難なく算出することができるようになります。
しかし、それでも時にはミスも出てきますから、少しでも不安があるようでしたら、多少面倒でも郵便局へ持ち込むことをおすすめします。