定形郵便のルール

【解説】封書の切手代はいくら?定形・定形外郵便で異なる!

「封書を送るのに必要な切手代はいくら?」普段は郵便局の職員さんがかわりにやってくれる切手代の算出を、自分でやらなくてはならない場合にはどうすれば良いのでしょうか?

今回は、知っているようで知らない封書の郵送に必要な切手代ついて解説します。

封書とは

封書とは、封筒に入れた手紙、書類のことです。

最近は、メールやSNSなどの普及によって、手紙を出す機会も少なくなりましたから、封書ということばを聞く機会も少なくなり、知っている方は意外と少ないかもしれません。

ただ、就職活動などをしていると「履歴書を封書によって送付してください」というような文言に出会うこともありますから、封書はまだまだ現役で使われていることばです。

封書の郵送は郵便局へ

封書は郵便ですから、送るためには切手を貼らなくてはいけません。わざわざ自分で貼らなくとも、郵便局に持っていけば、職員の方が必要な額の切手を貼って郵送してくれます。そのため、郵便局へ封書を持っていくことができるのなら、特に切手代知る必要はありません。

しかし、近くに郵便局がない場合や、近場のポストで封書を送りたい場合は、自分で切手を貼らなくてはいけません。

その場合は、自分で切手を購入する必要があるため、切手代がわかならいといけません。

封書の切手代は定形・定形外郵便で異なる

それでは、封書を送るために必要な切手代はどれくらいなのでしょうか?

実は、封書には定形郵便と定形外郵便の2種類があり、それぞれで切手代は異なります。そのため、まずは自分が送ろうとしている封書が、一体「定形郵便」「定形外郵便」のどちらに当てはまるのを調べなくてはなりません。

定形郵便

郵送物が定形郵便かどうかは、封筒の大きさと重さによって判断されます。定形郵便は、次の条件をすべて満たすものです。

  • タテ:14センチ〜23.5センチ以内
  • ヨコ:9センチ〜12センチ以内
  • 厚さ:1センチ以内
  • 重量:50グラム以内

定形外郵便

定形外郵便はどのようなものかというと、定形郵便でない郵便です。つまり、さきほど解説した定型郵便に当てはまらない封書は、とりあえず定形外郵便として扱われているのです。

とはいえ、もちろん本当にあらゆるものが定形外郵便というわけではありません。サイズが大きすぎたり重量がありすぎたりする場合には、郵便ではなく宅配で送る必要があるため、定形外郵便としては扱われません。定形外郵便は、次の条件を満たす郵送物です。

  • 1辺の長さが最大60センチ
  • 3辺の合計が60センチ以内
  • 重量4キロ以下

また、定形外郵便の中でも、次の条件を満たすものは「規格内」として扱われ、切手代「定形外郵便」とは異なります。ちょっと複雑ですね。

  • 最も長い辺:34センチ以内
  • 短い辺:25センチ以内
  • 厚さ:3センチ以内で
  • 重量:1キロ以内

封書の切手代

封書の具体的な切手代を求めるためには、重さを測っていきます。封書を送るために必要な切手代は、重量制で決められています。そのため、はかりなどで封書の重さを測る必要があるのです。

そして、測った封書の重さと、その封書が「定型郵便」であるか「定形外郵便」であるかによって、切手代が決定されます。具体的な切手代は次のとおりです。

定型郵便の場合

  • 25グラム以内の場合:82円
  • 50グラム以内の場合:92円

定型郵便(規格内)

  • 50グラム以内:120円
  • 100グラム以内:140円
  • 150グラム以内:205円
  • 250グラム以内:250円
  • 500グラム以内:380円
  • 1キロ以内:570円

定形外郵便

  • 50グラム以内:200円
  • 100グラム以内:220円
  • 150グラム以内:290円
  • 250グラム以内:340円
  • 500グラム以内:500円
  • 1キロ以内:700円
  • 2キロ以内:1,020円
  • 4キロ以内:1,330円

郵送したい封書の重量にあった額面の切手を貼り、ポストに投函すれば封書を郵送することができますよ。

大切な封書は郵便局へ持っていく

封書に貼る切手代について解説してきましたが、基本的に重要な書類を郵送する場合には、郵便局まで持って行った方が無難です。

というのも、切手を自分で貼った場合、万が一切手代が不足してしまっていると、自分のところへ封書が送り返されてしまうからです。

ですから、就職活動での履歴書の送付や、提出期限が決まっている大切な封書を送付する場合は、手間を惜しまずに郵便局まで持っていきましょう。そして、郵便局の職員の方に封書を手渡すことで、確実に郵送してもらった方が無難です。

封書に貼る切手代が不安な場合

自宅にあるはかりで封書の切手代を算出する場合、はかりに誤差があると心配になることもあるでしょう。そういう場合は、封書に貼る切手代を、少し多めに貼って郵送することをおすすめします。

封書の切手代が不足している場合は、封書が戻ってきてしまいますが、多い分には問題なく相手に届けてもらえます。ですから、確実に封書を届けたい場合は、切手を多めに貼っておくべきです。

また、過払いの切手代は、郵便局に行くことでは返還してもらうことができます。現金での返還は1,000円までですが、返還してもら得るのですから、「払い損になるのが嫌だ!」という方でも安心ですよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

封書に必要な切手代をおわかりいただけたでしょうか?

繰り返しになりますが、大切な書類に関しては、自分で切手を貼って投函するよりも、郵便局まで持っていた方が無難です。特に、就職関連の書類などは人生に関わるものですから、余計なリスクは極力減らすに越したことはありません。

自分が郵送しようとしている書類がどの程度重要なものであるのか、しっかりと見極めて、郵便局まで持っていくべきかどうか判断しましょう。


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