切手の買取価格を知ろう!少しでも高く買い取ってもらう方法と買取相場
「古くて使えるかどうか分からない切手を売ろうと思っているけれど、どうやって売ればいいか分からない…」
「切手の買取価格の相場も分からない…」
本記事では、素人でも実践できるものから、切手について知識のある方にしかできないものまで、様々な切手を高く売る方法について紹介します。
皆様は切手の買取価格についてご存知でしょうか。
切手を集めることが趣味のコレクターの方ならばもちろんご存知であるに違いありません。
しかし、そうでない方はなかなかレアな切手の価値や価格なんて知る機会もないでしょう。
今回は、古い切手をより高い価格で買い取ってもらう方法や買取価格についてご紹介します。
買取価格の目安は切手の額面の総額
切手を買い取ってもらう際に、買取価格の一つの目安となるのは切手の額面です。
基本的に切手というのは実用的なものであり、使おうと思えば使えるものがほとんどですから、少なくとも額面分の価値はあるはずです。
しかし、それにもかかわらず額面の総額よりも安い値段がつけられた場合には、ほかの業者で査定を出してもらえば、より高い値がつくのではないかと推定できます。
切手の額面は、売るか売らないかのボーダーラインとして利用できるのです。
切手の仕分けをしておく
売りたい切手は、ごく少数の場合ももちろんあるでしょうが、場合によっては非常にたくさんの数を売りに出す場合もあるかもしれません。
そういう場合には、切手を額面や種類などであらかじめ仕分けておくことをお勧めします。
というのも、買取業者によっては大量の切手を査定する際には仕分け料をとる場合があるのですが、あらかじめ仕分けをしておけば、その出費を抑えることができます。
また仕分け料取らない業者の場合でも、事前に仕分けをしておくことは査定の迅速化に繋がり、時間を節約することができるため、仕分けをしておいて損ということはありません。
切手の保存状態も買取価格を上げるために重要
切手は紙でできているため、保存状態が買取価格を上げるカギとなります。
きちんとケースに入れて保存し、切手がボロボロにならないよう注意しましょう。
また使用済み切手は買取業者の場合、価値が下がる傾向にあるそう。
コレクターのなかには使用済みでも保存状態が良ければ買い取る人も稀にいるため、きちんと管理しておくことが大切です。
切手買取価格を知るためには?
古い切手を売ろうと思って買取価格を調べるには、切手の名前を知る必要があります。
このさくら日本切手カタログというカタログでは、日本の切手のほとんどが掲載されているというもので、切手の名前はもちろん、発行日や額面なども掲載されています。
古い切手には1枚1千万円を超えるものや、海外では億の値段がついた切手もあります。
切手の名前が分かればインターネットで検索すれば、買取価格の相場を調べられる場合もあるので、ぜひ活用してみましょう。
複数の業者から切手買取価格査定をもらう
業者に買い取ってもらう場合、同じ切手であっても業者ごとに買取価格が異なることは当然にあります。
そのため、ある業者は安値だったが、別の業者では高値がついた、ということも十分あり得るわけです。
そのため切手を買い取ってもらう際にはできるだけ複数の業者に査定を依頼し、その中で最も高い額を提示した業者に買い取ってもらえば、買取価格は上昇します。
できる限り切手買取専門店に価格をつけてもらう
切手買取を行う店舗には専門店の他に金券ショップやリサイクルショップなども存在しています。
しかし、切手をできるだけ高く買い取ってもらいたいのならばこれらの店は避けたほうが無難です。
というのも、金券ショップやリサイクルショップの店員は基本的に切手の素人であり、買取価格はマニュアルに沿って決められています。
そしてそのようなマニュアルでは、掘り出し物のお宝などに適切な買取価格をつけることは難しいですから、本来の値段よりも低い値段がつけられてしまう可能性があるのです。
もちろんこれらの店には、素早く買い取ってくれる、気軽に立ち寄ることができる、などの利点もありますが、やはり高く買い取ってもらいたい場合には不向きですので、避けたほうがいいでしょう。
ネットオークションやネットフリマ
ここまでは切手の価値に詳しくない方が切手を高く売る方法についてご紹介して来ましたが、もしも切手について一定の知識をお持ちならばネットオークションやネットフリマなども選択肢に入ります。
これらの販売方法の利点は、専門店などでの買取価格ではなく、自ら値段をつけることができるという点です。
もちろん、つけた値段で必ず売れるわけではありませんし、相手がその値段を了承した場合にのみ売れるため、売れるまでに時間がかかるというデメリットもあります。
また売るためには適切な値段設定を行う必要があるため、ある程度、切手の知識も要求されます。
加えて、買い手側はできるだけ品物の情報を得ようとしますから、人とコミュニケーションをとる能力も必要とされます。
このように、売るためにはいくつものハードルを越えなくてはなりませんが、ネット上とはいえ相手との直接取引ができるため、最も高い買取価格がつく可能性のある方法でもあります。
切手買取価格の相場の目安
あくまでも一例ですがご紹介します。
普通切手 | プレミア切手でなければ額面よりも買取価格は下がる。 手彫り切手は希少価値が高いため、高額で買い取ってもらえる。 |
特殊・記念切手 | コレクターが存在していることから買い需要はあるが、額面より買取価格が下がることがある。 ネットオークションなどでどうしても欲しい人に高く買い取ってもらえる可能性はある。 |
プレミア切手 | 過去に発行された切手の中でも特に人気のあった切手。 切手ブームの頃に人気があったものや、ブーム以前に発行された手彫りの切手、中国切手などがプレミアがついている。 |
だいたいの価格を予想できていれば、買取業者に提示された金額で損をすることはありません。
あらかじめ、切手の予想買取価格の総額を計算しておきましょう。
まとめ
切手を高く売る方法や買取価格についてご紹介しました。
最近は切手集めを趣味にしている方も随分と少なくなり、切手に興味を持つ方もあまり見かけなくなりました。
しかし、良いものはブームが去っても良いものであり続けるものです。
人々が興味を持たなくなった切手も、改めて見つめてみればプレミア切手かもしれません。
ですから、もしもどこかで切手を手に入れる機会があったのなら、1度よく鑑賞してみるのもいいかもしれません。
そして気に入った切手は売らないでとっておけば、いつか人に自慢できる宝物になるかもしれませんよ。