封筒の切手

【解説】封筒の切手代はいくら?封筒サイズ・重量別で異なる

封筒を郵便に出す際に必要になる切手。封筒の切手代がどのように決められるのかについて解説します。

「定形郵便」と「定形外郵便」、「規格内」や「規格外」といった、わかりにくい封筒の分類についても合わせて解説し、封筒にどんな切手を貼れば良いのかを解説します。

封筒の切手代はいくら?

みなさんは、封筒を郵送した経験はありますか?最近は、大抵のことが電子上で済まされてしまいますから、一度も封筒を送ったことがないという方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、現在でも重要な場面では手紙や封筒による郵送が利用されており、自分がその重要な封筒を送らなくてはならないということもあるでしょう。

今回は、封筒を郵送する際に必要な切手について解説します。

封筒の切手代を決めるのは主に「重さ」

封筒の切手代を決める要素の中で一番大きいのは、重量です。

郵便局で郵便を出したことのある方は、職員の方がはかりで重量を量っているのを見たことがあるかと思います。重量を量ることによって、切手代を算出しているのですが、郵便局に頼らず自分で切手を貼る場合には、自分で重さをはかることが重要になります。

そのため、自分で切手代を求めたいという場合は、はかりが必要です。万が一、切手代が足りない場合には、封筒が宛先まで届かずに自分のところへ戻ってくる可能性があるため、あまりおすすめしません。

最近は、100均などでも安く測定器を買うこともできます。当てずっぽうで封筒の切手代を決めるくらいであれば、100均ではかりを買うことをおすすめします。

封筒サイズにより切手の料金体系は異なる

封筒の切手代を決めるためには、重量の次に「封筒のサイズ」がどれくらいかを調べる必要があります。

とはいえ、封筒は普通市販のものを使用しているはずですから、包装が残っていれば書いてあるはずです。また、必要ならインターネットを利用して商品名や型番を調べれば、その封筒のサイズを調べることができますよ。

定形郵便の料金

さて、封筒の重量とサイズを把握したところで、いよいよ切手代を算出します。まずは、最もわかりやすい料金体系である「定形郵便」から解説します。

定形郵便というのはつぎの条件を満たした封筒のことです。

  • 最大23.5センチ×12センチ
  • 最小で14センチ×9センチ
  • 重さ50グラム以下

ガス代の請求で届く細長い封筒などが該当します。定形郵便の切手代は、つぎのとおりです。

  • 25グラム以内の場合:82円
  • 50グラム以内の場合:92円

定形外郵便の料金

定形郵便の定義に当てはまらないものは、定形外郵便となります。

とはいえ、定形郵便に当てはまらなければ、どんなものでも定形外郵便というわけではありません。つぎの条件に当てはまるものが定形外郵便です。

  • 高さ60センチまで
  • 3辺の合計は90センチまで
  • 重量は4キロまで

もしも、定形外郵便の条件「4キロ」よりも重いものを郵送したい場合は、宅配便を利用することになります。

また、定形外郵便には「規格外」と「規格内」という区分も存在しています。「規格内」とは、つぎの条件を満たす定形外郵便を指します。

  • 長い方の辺が34センチ以内
  • 短い方の辺が25センチ以内
  • 厚さ3センチ以内
  • 重量は1キロ以内

上の条件に当てはまらないものは、「規格外」と呼ばれます。定形外郵便の「規格内」「規格外」の切手代は、つぎとおりです。

定型外郵便(規格内)

  • 50グラム以内:120円
  • 100グラム以内:140円
  • 150グラム以内:205円
  • 250グラム以内:250円
  • 500グラム以内:380円
  • 1キロ以内:570円

定形外郵便(規格外)

  • 50グラム以内:200円
  • 100グラム以内:220円
  • 150グラム以内:290円
  • 250グラム以内:340円
  • 500グラム以内:500円
  • 1キロ以内:700円
  • 2キロ以内:1,020円
  • 4キロ以内:1,330円

封筒の切手代が不安なら金額多めに貼る

封筒を出すのに必要な切手代を解説してきましたが、定形郵便の重量などを見ると、わずかな重量の差で切手代が変わっていることに気づくと思います。

もし、精度の悪いはかりを使って重量を間違えてしまうと、必要な切手まで間違ってしまいます。そして、封筒をちゃんと送ることができず、相手方に迷惑をかけることになりかねません。

そこで、もしも封筒の重量が不安な場合は、多めに切手を貼ることをおすすめします。切手代は、必要な金額よりも少ない場合には相手方に届かない場合もありますが、多い分にはちゃんと届けてもらえます。

ですから、どうしても自分で封筒に切手を貼らなくてはならず、しかも相手に確実に届けたい場合には、測定した重量よりも多めに貼っておけば安心です。

なお、超過した切手代は、少額であれば郵便局で払い戻してもらえます。費用のことは気にせずに多めに貼ってください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

封筒にどんな切手を貼れば良いのかおわかりいただけたでしょうか?

自分で切手を貼るしかない場面というのは意外と多いものですが、できれば郵便局に持っていくのが一番です。

郵便局が閉まってしまっている場合など、他に選択肢がない場合は仕方ないとは思いますが、そうでない場合は郵便局に持っていった方が無難です。

郵便局であれば、正確なはかりを使用して切手代を算出してくれますし、手渡しする分確実でもあります。ですから、自分で封筒に切手を貼らなくてはならなくなる前に、できるだけ郵便局まで持って行きましょう。


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