切手の交換手数料

【解説】切手の換金方法まとめ!郵便局でできる?使用済は?

日本郵便株式会社が発行している「切手」は、手紙や荷物を郵送するときはもちろんのこと、お金に換金をすることができるものなんです。今回は、切手の換金の仕方をはじめ、換金の場所についてレクチャーしていきます。

また、記念切手やプレミアム切手のほか、古い切手で価値のあるものは、換金ではなく売ってお金にすることもできます。そんな古切手の売買についても触れていきます。

そもそも切手とは

切手とは、日本郵便株式会社が行う郵便事業におけるサービスの、料金前納を証明する印紙のことです。郵便物に使われることが多いので、「郵便切手」と称されることもあります。

切手はもともとモノを誰かに引き渡すときに、商品券として使われたもので、「切符手形」と呼ばれており、略して「切手」と呼ばれるようになりました。江戸時代には「米切手」というものがあり、お米や大豆など、食料と引き換えたりしていたそうです。

郵便料金のために使われるようになったのは明治時代のこと。郵便料金を支払ったことを証明するために郵便物に貼る紙のことを指すようになりました。

つまり、切手とはいわゆる「金券」のことなんですね。そもそもがお金に代わるものなので、換金できるのは当然のことなのです。

しかし、どのように切手は換金すれば良いのでしょうか?これからご説明していきましょう。

切手の換金方法

切手の換金ってどうやってすればいいの?まずは、切手が換金できる場所からご紹介しましょう。

郵便局では切手の換金はできない

切手はコンビニや一部スーパーなどでも購入することができますが、郵便局で購入されることが多いと考えられます。

しかし、郵便局に切手を持っていっても換金はしてもらうことができません。切手の換金は、郵便局で買った商品を返品しているのと変わらないと思うのですが、換金はできないんだそうです。

所定の手数料を払って切手を交換することはできます。ですが、何度も言いますが、切手を換金することはできないのです。

それでは、切手はどこで換金すると良いのでしょうか?おすすめは、「金券ショップ」そして「切手買取業者」です。

切手の換金①:金券ショップ

切手は換金は、街でよく見かける金券ショップで行うことができます。

店頭の査定員が査定してもらい、換金できる金額を算出してもらいます。換金額に納得できたら合意のため、書類にサインして受け取ることができます。

換金の時には、身分証明書が必要です。未成年の方の場合は、保護者のサインも必要です。

この切手の換金の流れは、金券ショップでも切手買取業者も同じなのです。

金券ショップの場合は、店頭持ち込みが主となります。そして、切手の換金額は、基本的に切手の額面を基準として、一定の倍率をかけたものとなります。ただし、基本的に切手の額面以上の換金額となることはほとんどありません。

金券ショップは、専門的な切手の買取をしている訳ではありません。回数券やチケットなどの売買が主な仕事となるところなので、そこまで細やかな査定を求めることはできないのです。

切手の換金②:切手買取業者

切手の換金は、切手買取業者でも行うことができます。

あまり聞いたことがないかもしれませんが、切手買取を専門とする業者があるのです。なかなか街では見かけないもので、買取方法も店頭買取だけではなく、

  • 郵送で買取を依頼する「宅配買取」
  • 査定員が自宅に来て査定してくれる「出張買取」

があります。切手買取業者にすぐ行くことができない場合は、宅配買取や出張買取を選ぶのも良いですね。

普通切手の場合、切手の換金額は金券ショップと同様に額面に倍率をかけた金額となります。昔の記念切手もしくはプレミア切手などは、額面以上の価値をつけて換金することができるのです。

切手の種類で換金方法を変えよう

切手の種類で換金方法を変えよう

切手の種類には、よく見かける普通切手の他に、ユニークな絵柄の「特殊切手」、何かの国家的行事の際に発行されることが多い「記念切手」など様々な種類があります。切手の種類によって換金方法も様々です。

①普通切手の換金

普段、郵便物を出すために自宅に常備してあるようなバラバラの普通の郵便切手は、換金することにあまりメリットはありません。その理由としては、この場合、切手の額面は50%以下で換金される可能性が高いからです。

普通切手は換金のためのものではなく、郵便用に使うのが一番賢明だと思われます。

②切手シートの換金

「普通の郵便切手の換金がダメなんだったら、どれを換金できるの?」ズバリ、切手シートなら換金するのにちょうど良いです!

切手シートは査定での計算が簡単なため、さっと換金してもらえるからです。金券ショップでも、切手買取業者でも換金してもらえます。

毎年、年賀はがきの景品に切手シートがあります。もちろん、年賀はがきの景品以外にも切手シートは郵便局で売っています。

最近のものはそれほど価値が高いとは思えませんが、古い切手はプレミアの価値が付いていることも! 古い切手の場合、金券ショップで売るよりも、きちんとした査定員のいる切手買取業者の方が高い値段で換金してくれると考えられます。

③普通切手以外の換金

切手には、記念切手のほかに特殊切手など、実はたくさんの種類があります。海外在住経験がある人などは、外国の切手を持っていることもあるでしょう。

こうした特殊な切手は、やはり価値のあるものです。コレクターとして手元においておくこともい良いでしょうが、換金すると、額面以上の換金額になることを期待できます。

しかし、切手を換金するのは金券ショップでは心もとないもの。やはり、「きちんとした査定を受けて、額面以上は受け取りたい!」となると、やっぱり切手買取業者を選ぶべきです。金券ショップではどうしても換金レートが低くなってしまうからです。

日本の記念切手

国家的行事の際に発行されることが多い日本の記念切手。枚数限定で印刷されるということもあり、通常の切手より入手困難な場合もあるので、価値が出てくることがあるようです。

記念切手の換金は、切手買取業者にお願いしましょう。

プレミア切手になるのは昭和30年以前のもの

日本の切手でプレミアになるものは、昭和30年よりも前のものだということです。なんと、数十万円の価値になることもあるとか。こうしたものこそ、切手買取業者に持ち込んで換金し、今の時代に使うのが良いかもしれません。

ちなみに、使用済みのものでも価値があるものもあるそうですよ。

切手をお金代わりに使う場合

切手をお金代わりに使う場合

切手は換金しなくても、お金のように使える場合があります。それは、郵便物の着払いです。ただし、郵便局経由の着払いのみ、切手での使用が可能となります。

切手がたくさん余っている場合などは、玄関に置いておいて、支払いの時に出せば良いでしょう。郵便局の方も、面倒がらずに処理してくれるはずです。

また、オークションなどにおいても切手払いをすることができます。落札代金や送料分の切手を、普通郵便で出品者に送るのです。この場合、出品された方が「切手可」としていることが条件となりますので、そこを見落とさぬよう気をつけてくださいね。

切手払いのメリットとして、振込手数料節約があげられます。今はネットバンキングもあり便利ではありますが、やっぱり手数料は嫌ですもんね。

また、送料などは細かい金額になってしまうことも多いものです。そんな時、使えずそのままの1円や2円の切手などが、こうした時に使えるので、知っておいて損はない情報ですよ。

古い切手の換金について

古い切手の換金について

古い切手は特にコレクターには評価が高く、たくさん集めている人も多いことでしょう。古い切手も、換金することができます。この場合、「換金」というよりは「売買」になるでしょう。

日本では、明治時代から郵便切手が使われるようになりました。そして、切手は様々な絵柄や写真などバリエーションが増えて行き、収集する人も出てきました。

切手の売買にも、やっぱりお得なのが切手買取業者です。そして、切手買取業者以外にもお得に売る方法があります。

古い切手の換金①:切手買取業者で売る

切手買取業者には、やはり査定員がいるという安心感があります。古い切手にも精通しているプロフェッショナルが、きちんと査定してくれるので、換金額も納得できるはず。

ただ、切手買取業者はそれほど街にたくさんあるものではないので、ネット上で取引するのが賢いと言えそうです。

古い切手の換金②:ネットオークションやフリマアプリで売る

ヤフーオークションやメルカリなど、ネットオークションやフリマアプリでも切手の売買がたくさん見られます。切手を探しているコレクターの注目どころのようで、直接売買できるのも良いようです。

中国切手には換金の価値がある

近ごろ、切手の換金価値が高騰しているのが、中国切手です。中国の歴史的行事などの記念として発行されていたものだそうで、特に毛沢東の切手は高額で買取されているとか。中国の経済成長に伴い、富裕層が売買するため、価格が高騰しているのだそう。

普通の日本人は持っていることは少ないでしょうが、もしかしたら持っていたら、実はすっごい価値があるものかもしれませんよ。

まとめ

郵送などで役立てることが多い切手ですが、換金するということまでなかなか考えが及ばないこともありますよね。たくさん持っていても、特にコレクターでもなく、郵送にも使わないのなら換金しない手はありません。

ぜひ、切手買取業者を活用して、換金してみてくださいね。


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