意外と間違いやすい横長封筒の切手の貼り方。正しい位置はココです！
なかなか郵送する機会のない横長の封筒。
もしも自分が郵送することになったら、切手はどこに貼るのか、どのように貼るのか、など疑問に思うこともあるでしょう。
本記事では、そんな横長封筒に切手を貼る際の注意事項について解説します。
あなたは洋封筒を使用したことあるでしょうか。
ただでさえ最近はメールやLINEばかりですから、そもそも郵便を利用する機会があまりない、という方も多いでしょうし、まして洋封筒なんてスマホのメールアイコンでしか見たことがない方がほとんどでしょう。
あるいは普通の和封筒を横向きに使用したことはあるでしょうか。
請求書などは横向きに封筒をしようするケースも多いですから、ビジネスのシーンで使うこともあるかもしれません。
そんな横長の封筒の場合どこに切手を貼ればいいのか、本記事では、意外と知られていない横長封筒の切手の貼り方についてご紹介します。
切手の貼る位置というのはマナーの問題
まず初歩的なことなのですが、基本的に切手はどこに貼っても相手に届きます。
切手が貼っているかどうか、そして額が足りているかを判断するのは郵便局の職員の方、つまり人間ですので、多少おかしな場所に貼っていたとしても、見つけ出して数えてくれます。
もちろん、切手が宛先を隠してしまっていれば届けようがありませんし、あまりにも確認しにくい貼り方をすると、職員の方が数え間違えて額面が足りないと判断される、という可能性はあります。
とはいえ、そんな常識外れな貼り方をしない限りは届けてくれます。
しかし、届けてくれるからといって、あまりに変な貼り方をしてしまうと職員の方の迷惑になりますから、できるだけ確認しやすい貼り方をした方が親切です。
そこで切手の正しい貼り方、職員の方が確認しやすい貼り方というのが出てくるわけですね。
横長封筒でも縦長と同じ場所に切手を貼る
それでは横長の封筒のどこに切手を貼ればいいかというと、基本的には右上です。
というのも消印をしやすいというのが1番の理由です。
現在、消印は機械が押してくれているのですが、その機械が消印を推せる場所が横長封筒の右上、つまり縦長封筒の左上、というわけです。
他には、郵便局職員の方が把握しやすいということ。
横長の封筒の右上に切手を貼っておくと、縦に起こしたときに左上に切手がきますよね。
すると縦向きの封筒と切手の位置が同じになりますから、さまざまな封筒が集荷されている状況で切手を確認する際に切手を探す手間が省けるわけです。
このように、様々な便利があるために、横長の封筒に貼る切手は右上、と決まっているのです。
横向きで封筒を出す際の切手の向き
ところで、マナーというと送った封筒が相手にどう見られるか、というのも気になるポイントですよね。
取引先にはできるだけよく見られたいし、目上の相手には失礼がないようにしたいと思われる方は多いかと思います。
それでは、横向きの封筒に切手を貼る際、何に気をつけなくてはいけないかというと切手の向きです。
先ほど、横向きの封筒に切手を貼る際には、縦向きの封筒と同じ位置に貼るのだと解説しましたが、これに引きずられて切手まで縦向きにしてしまうのは好ましくないのです。
というのも、横長の封筒は宛名も宛先も全て横書きになるわけですから、封筒を読む人は当然、封筒を横に倒して表面を見ることになります。
すると、縦長の封筒と同じように貼った切手は横に倒れて見えてしまうことになり、受け取った人は少なからず違和感を覚えることになります。
そのような、少しであれ違和感を覚えさせるような封筒は、やはり目上の方には送るべきではありませんし、相手の印象を少しでも良くしたいという場合にも避けるべきです。
横長の封筒に切手を貼る場合には、封筒を横に倒した際に、ちゃんと切手の数字が左から右に読めるように貼った方がいい、ということになります。
横向きの封筒に切手を複数貼る場合
横向きの封筒に切手を貼る場合、複数貼ることも多いですが、まず、住所や郵便番号などを隠してはいけません。
右下に住所や郵便番号などを記載している場合には縦に並べて貼ることは避けるべきなのです。
横向きの封筒に切手を貼る際には横一列に切手を並べる、というのが基本になります。
ただし、封筒や記入の仕方によっては、むしろ横一列に並べた方が邪魔になることもあるかもしれません。
そのような場合には、見栄えよりも文字が見えることを優先し、例えば横一列ではなく横二列にするなど、貼り方に工夫をする必要があるでしょう。
まとめ
横長の封筒への切手の貼り方についておわかりいただけたでしょうか。
横長の封筒を出す機会は滅多とあるものではないと思いますが、絶対にないとは言い切れないので覚えておいて損はないでしょう。
そしてその際に、おかしな切手の貼り方をしてしまうと、郵便局員に迷惑をかけるほか、相手に失礼に思われるかもしれません。
この機会に切手の貼り方を覚えて、相手に感心されるような郵便を出せるように頭に入れておくと良いですね！
