郵便局で買える切手を全てご紹介!知らなかった切手の種類やデザイン
皆さんは郵便局を利用したことはあるでしょうか。郵便を出したり、切手を買ったり、貯金を預けたりと様々な機能を持つ施設ですから、おそらく多くの方が利用したことがあるのではないかと思います。
しかしそんな郵便局の中でも特に郵便局らしいものは、やはり切手ではないでしょうか。切手は、言うなれば郵便局だけで使えるお金であり、郵便局を象徴する品物だと言えるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、そんな切手と郵便局についてご紹介していきたいと思います。
郵便局で買える切手とは
コンビニや文房具屋など、切手を買うことができる商店は意外と多岐に渡るのですが、やはり品数などで郵便局に及ぶことはありません。
郵便局はその時々に販売されているほとんどの切手を取り扱っていますから、綺麗な絵柄の切手が欲しい場合や、500円や1,000円といった普段見かけない額面が必要な場合には、郵便局以外の選択肢はないと言ってさえ過言ではないでしょう。
とはいえ、販売期間が終わってしまった切手や、いわゆるプレミアものの切手などは取り扱ってはいませんので、コレクション目的での利用は難しいといえます。
郵便局で取り扱っている切手の額面
郵便局では、全種類の額面の切手を購入することができます。2018年現在の切手の額面とデザインを説明します。
- 1円…前島密
- 2円…エゾユキウサギ
- 3円…シマリス
- 5円…ニホンザル
- 10円…トキ
- 20円…ニホンジカ
- 30円…キタキツネ
- 50円…ニホンカモシカ
- 62円…ソメイヨシノ
- 82円…ウメ
- 92円…スミレ
- 100円…サクラソウ
- 120円…藤の花
- 140円…ヤマブキ
- 205円…屋久島国立公園の屋久杉
- 280円…吉野国立公園那智の滝
- 310円…利尻礼文サロベツ国立公園(利尻島)
- 500円…十和田八幡平国立公園の奥入瀬渓流
- 1,000円…富士山
ちなみに、前島密という1円切手の人物は、政治家で日本の郵便制度に関わった創設者の1人です。
ほかには、日本の花々や日本の美しい景色などが普通切手にはデザインされています。
郵便局で購入できる切手の種類
それでは具体的に郵便局でどんな切手が購入できるかを見て行きたいと思います。
普通切手
普通切手はその名の通り、私たちが普段利用している普通の切手のことです。
他の切手とは異なり、同じ図柄長く使われることが特徴で、絵柄が変更されるのは料金改定の時など、特別な理由がある場合に限られます。
また郵便局以外で購入可能な切手はほとんどがこの普通切手ですから、最も手軽に手に入れることができる切手である、と言えるでしょう。
特殊切手
特殊切手は普通切手とは違い、一定の期間ごとに販売される絵柄が変わって行く切手をさします。
季節ごとに発売される「グリーティング」切手や、「第100回全国高等学校野球選手権記念大会」の記念切手のように、その年の出来事を記念して発行される切手などがその代表例で、基本的には一定期間が過ぎると販売されなくなります。
この「特殊切手」は普通切手とは異なり、郵便局以外ではインターネットくらいでしか購入できないため、手間を考えると、送り先が親しい友人などの特別な場合以外には、あまり使う機会はないかもしれません。
慶事用切手・弔事用切手
切手の中には特別な用途に限って使われるものもあり、この「慶事用切手」と「弔事用切手」はその一例です。
これらの切手は分類上では普通切手に含まれるのですが、「慶事用切手」は結婚祝いなどのお祝いの手紙に、「弔事用切手」はお悔やみの手紙などに対して用いられます。
またこれらの切手は普通切手であってもコンビニなどでは取り扱っていないため、必要な場合は郵便局まで買いに行く必要があります。
寄付金付き切手
寄付金付き切手は価格の一部に寄付金が含まれている切手で、例えば60円の切手を買ったとすれば、購入した額は60円であるのに、額面には50円と記入されていて、50円分の郵便にしか使えない、という切手です。
基本的には大きな災害が発生したときに発行される切手ですから、いつでも購入できるわけではありませんが、切手を買いに郵便局に立ち寄ると、時折見かけることができます。
以上が郵便局で購入できる切手になります。
またこれらの切手は「寄付金付き切手」以外、全て額面通りの値段で販売されており、普通切手ではないからと言って余分に料金がかかることはありません。
ただし、普通切手以外はバラ売りをしていないことがほとんどですから、1枚だけ買いたいのに10枚入りのシート単位でしか買えず、余計な出費をしてしまった、ということはあり得ます。
そういう意味では、他の切手よりは普通切手の方が安く済ませることができるとは言えるかもしれません。
郵便局への持ち込みとポスト投函ではどちらが得か
ポストへの投函と郵便局への持ち込みでは料金が変わるのではないかとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、必要な費用はどちらも同じです。
ただし、郵便局が遠い場合にはポストを利用したほうが移動時間の分、ポストの方が少ないコストだと言えますし、切手が手元にない状態ならば、郵便局などに買いに行く代わりに直接渡せばいいのですから、手間が少ない分だけ郵便局の方が得だとは言えます。
まとめ
郵便局と切手についておわかりいただけたでしょうか。
郵便局は身近な施設ではあるのですが、最近のコミュニケーションツールの多様化によって、利用する機会の少ない場所になってしまっています。
そのため郵便局と切手について、あまり詳しくないという方も多いのではないかと思います。
そんな方々が、この記事を読んでより深く郵便局について知り、そして興味を持ってくださったならば、執筆者として望外の喜びです。